慰謝料について

慰謝料とは、精神的苦痛に対して支払われる損害賠償金です。
慰謝料は、傷害慰謝料、後遺症慰謝料、死亡による慰謝料にわかれますが、ここでは傷害慰謝料について解説します。

傷害慰謝料について

自賠責保険では、傷害慰謝料は、1日あたり4200円と決められています。
基準となるのは、治療期間と実治療日数です。

治療期間とは、治療開始日から治療終了日までの日数を指します。


実治療日数とは、実際に治療のため病院に行った日数を指します。


治療期間と、「実治療日数×2」を比較し、少ない方に、4200円をかけて計算します(120万円が上限)
(治療実日数に2倍の慰謝料が算定されるのは、整形外科に通院した場合と接骨院に通院した場合のみです。)

慰謝料の計算例

10月1日に事故に遭い、10月2日、3日、5日、8日、10日、15日、18日、20日、25日と通院し、治癒した場合。
治療期間は、24日(10月2日〜25日)
治療実日数は、9日間

治療期間→24
治療実日数に2を掛けると 9×2=18


少ない方の18×4200で慰謝料は75600円と計算できます


傷害慰謝料は、通院して算出されるものです。
家で安静にしていても傷害慰謝料には算定されません。
きちんと通院することが、症状の改善や妥当な慰謝料を得るために必要です。
整形外科と整骨院での慰謝料の算出方法は同じですので、不利になることはありません。